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建設業許可の一式工事とは

一式工事とは?

大規模な工事や施工が複雑な工事は、複数の建設業者がかかわる場合が多いため、企画、指導、調整などの総合的なマネージメントが必要となります。このマネージメントが必要な工事を一式工事といいます。
一式工事は、総合的な立場に立って複数の専門工事を組み合わせ、工事全体のマネージメントを行うことになるため、原則として元請として工事を請け負う場合に必要な許可業種となります。

一式工事には、土木工作物を建設する土木一式工事(橋梁やダム、トンネル、高速道路、空港の建設工事など)と、建築物を建設する建築一式工事(住宅新築工事、大型施設の新築工事、大規模改修工事など)があります。

通常、一式工事は元請業者が、全部の工事を自社で施工するか、一部を下請業者に請け負わせます。
下請業者が、元請業者から一式工事を請け負うことは、一括下請負の禁止に反する可能性があるため、原則としてあり得ません。

一式工事許可の注意点

よく一式工事の許可があれば何でもできると勘違いをしている建設業者を多く見受けますが、一式工事の許可を取得したからと言って、専門工事を単体で請け負うことができるわけではありません。

500万円以上の専門工事を単独で請け負う場合は、その専門工事の許可も併せて取得しておく必要があります。

一式工事はオールマイティな許可ではなく、あくまで一式工事を請け負うための許可です。
一式工事を請け負った元請業者は、一式工事許可以外の許可が必要な場合や、どのような許可が必要なのかについてもきちんと理解しておきましょう。

注意事項

※この情報は2022.12.12時点の情報です。内容の詳細につきましては、各省庁等関係機関にご確認ください。

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